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痩せるなら、悪習慣を自覚しよう

前回の投稿ではダイエット、その後の体型維持には、モチベーションではなく健康的な食事の習慣化が必須で、さらに習慣化にはコツがあるとお話ししてきました。

そして、今回こちらの投稿では「良い食習慣を作るために、まず最初にすることについて解説していきます。ここは非常に大事なところなので、ぜひ参考にしてください。

「一番はじめにすること」何だと思いますか?

それは「自分の悪い食習慣を自覚すること。」です。健康的な食事を習慣にするということは、同時に今ある悪い習慣を断ち切ることでもあります。だからまずは、"悪い習慣を知ること”が大事なんですね。

皆さんも考えてみてください。自分の悪い食習慣思いつきますか?「ダイエットしたい、もっと体を引き締めたい」のにそれを邪魔してる習慣はありませんか?

例えば、食事に関する悪習慣なら

・夜にチョコレートを食べる習慣がある。

・ランチはファストフードに行く習慣がある。とか

また運動に関する悪習慣なら、

・どこに行くにも車で移動する習慣がある。

・SNSをみてダラダラする習慣があるとか色々思いつくと思います。

でも知る必要があるのは、この程度の情報ではなく、自分の悪習慣に関するもっと深い、詳しい情報です。

1、「悪習慣」について詳しく知るとは、具体的に何を知る必要があるのか?

それは、これからお話しする4つです。これらは習慣を作る過程の4ステップでもあります。

あなたが繰り返し行なっている習慣の

❶「きっかけ」 何が引き金になって

❷「欲求」 どんな欲求が生まれて

❸「行動」 どんな行動に移し

❹「報酬」 どんな報酬を得ているのか

先程の【チョコレートを食べる】という習慣で例えると…

「きっかけ」夜仕事の疲れを感じ、ソファでゆっくりする時、またテーブルに置かれたチョコレートを目にする。※「きっかけ」というのは、時間や場所、状況などが当てはまります。

「欲求」

チョコレートが食べたい

「行動」

テーブルに置かれたチョコレートを手に取り、1箱全部食べる。

「報酬」

美味しい、疲れを忘れられる。

といった感じです。

普通、自分の習慣について、ここまで詳しく自覚はしていません。習慣というのは繰り返し行って自動化された行動で、普段無意識に行っているからです。

もちろん習慣になる前は、

「疲れた夜に甘いものを食べたいなー」と思っていて、たまたまテーブルに置いてあったチョコレートを食べたら癒された。という経験から始まっています。

そして、脳はその経験をずっと覚えています。ここで言うと「疲れた時は、チョコレートで癒される。」という解決策をずっと覚えているので、同じ状況になるとその行動を繰り返し行います。そして行動が強化されていき習慣になります。これが習慣が作られる流れです。

そのうち夜ソファに座ったら、チョコレートを食べるという行動が当たり前になり、いちいち意識しなくなります。これはダイエットしたい人にとって厄介ですよね。

ここまで一旦まとめますね。

『まとめ』

・悪い習慣をやめるには、その習慣について知る必要がある。知る必要がある情報は、悪習慣の「きっかけ、欲求、行動、報酬」の4つで、習慣を作るステップでもある。

・習慣は無意識なものなので、自分で意外と自覚していない。

2、悪い食習慣を断ち切るために、その習慣について詳しく知る理由

先に答えを言うと、悪習慣の4ステップを理解しておくことで、「具体的な対策を考えられるから」です。そして、同時に良い習慣に置き換えやすくなります。

例えば先程の【チョコレートを食べる習慣】なら

仕事でストレスを感じた夜、いつもならソファでゆっくりするところを、その時間にウォーキングに出かける。またチョコレートは買わないか、テーブルには置かずにしまっておく。といった対策を取れます。

これは、

「きっかけ」が、「帰宅後のリラックスタイムにソファに座る」また、「チョコレートを目にする」こと。だと理解しているからできる対策です。欲求が生まれる前に、きっかけになる時間や場所、状況を無くすということです。

このように詳しい状況を理解して、対策を考えることで、良い習慣を作りやすくなります。

それに対して、自分の悪い習慣をよく理解しないまま

「ただチョコレートを食べない」と漠然と考えているだけでは間違いなく失敗します。もちろん、ダイエット中とか限定された期間であれば、強く意識しているので、食べないでいることができます。

でも、ダイエットが終わってしばらくすると、普通その意識は薄れていきます。そんな時に、元々あった悪い習慣の「きっかけ」が現れると、元の習慣に簡単に引き戻されてしまいます。

ダイエット中は、チョコレートを食べないと決めてやめられていたのに、「仕事でストレスを感じた夜ソファでゆっくりする」という元の「きっかけ」で、食べる習慣が簡単に戻ってしまうというのはよくあります。

頑張って禁煙した人が、「仕事の休憩中、同僚と喫煙所に行く」という元々の「きっかけ」で、タバコを吸い始めてしまう。というのも同じです。

何の対策も立てずに、チョコレートはやめる。タバコはやめる。と考えるだけでは絶対習慣になりません。

また、悪習慣についてよく理解しておくと、

もし自分が「悪い習慣に引き戻されそう」になった時に、「やめてたのに、今自分はチョコレートを食べようとしてる」と自分を客観的にみて、行動にブレーキをかけることもできます。

だから、まずは悪習慣の

4つのステップについて考えることから始めましょう!悪習慣を断ち切るのも、良習慣を作るのもそこから始まります!

最後までお付き合い頂きありがとうございました。次回以降、具体的な対策も解説していきます。