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「オンラインパーソナルトレーニング」私が痩せた方法!「間食をやめられないBさん」

今日もお客様の事例紹介を行っていきます。
今回ご紹介するお客様はBさまとします。

1、Bさまのお話し サービス利用までの経緯
・仕事が忙しくて、疲れがでたり、ストレスが溜まると、とにかく甘いものを食べてしまうんです。仕事中に食べて、帰宅後も食べてしまっています。
・体重を測るのが怖くて避けていましたが、いつも着ている服がキツくなって、さすがに危機感を覚えて体重を測ったんですが4kgも太ってしまっていました…
・そこから自分で食事を減らしてみたんですが、我慢した翌日には食べすぎてしまって…続かないんです。(ご自身で意志が弱いと話される)

2、問題点の特定
まずBさまにはダイエット開始前に食事記録をつけて頂き、現状の食生活の問題点を特定しました。

Bさまの食生活での問題点は、
ご本人のお話しからもわかるように、「間食のし過ぎ」でした。食事直後でお腹が空いていない状況でも、我慢できず高カロリーな甘いものを食べてしまう。具体的には、チョコレートや饅頭などの甘いお菓子、また菓子パンを食べてしまってました。

3、知識 『お腹が空いていないのに食べてしまう理由』
 “脳の報酬系の働きにより、空腹でもないのに高カロリーなもの(自分の好物)が食べたくなる。”

人の食欲には大きく2種類あって、
◾️一つは、体型維持のための食欲
ヒトの体には生存のための体型維持の仕組みがあります。体重・体脂肪が減った時には、食欲を掻き立てて食べるよう促し、この仕組みによって体型を維持できます。
例えば、
・長期的なダイエット後に、減った体脂肪を取り戻そうと食欲が増したり
・1日の中でも朝昼を食べていないと、夜は普段より食欲が増します。1日のカロリー不足を補おうとする仕組みです。

そして、もう一つの食欲は、体型維持の仕組みとは全く別です。
◾️美味しいものが食べたい食欲これは空腹とは無関係に起こる食欲です。お腹がいっぱいでも自分の好きなものが目の前にあると、「食べたい…」と食欲が湧いてきますよね。別腹と言うやつです。

『お腹いっぱい。もう食べられない…』『え、ケーキあるの?』『もちろん!余裕で入ります!』ってやつです。

これには「脳の報酬系」と言われる部位が関わります。
報酬系は高糖質、高脂質な食品、つまり人が美味しいと感じる食品を、強く欲するようできており、食べることで快楽が得られます。そして、「また食べたい…」という強い欲求を生み出します。

これは生き残るためには重要な仕組みなのですが、簡単に食料が手に入る現代では、少々厄介です。
実はこの報酬系、繰り返し食べているうちに刺激に慣れて反応が鈍くなり、次第に快楽が得られにくくなっていくという特徴があります。
つまり、最初は少量でも満足できていたのが、次第にその量では満足できなくなり、量・頻度が増えてしまうということです。悪化すると「依存」という状態です。
食べれば食べるほど欲しくなる「依存」という状態。これを断ち切るには、依存している食品を避けることです。すると次第に食べたいという欲求は薄れていきます。

4、習慣化 間食という悪習慣を断ち切るために

「食べなければ欲しくなくなるのか…」「なるほど………」
いや、その食べないこと自体が難しいんですよね。「私は精神力で乗り切る!」という根性派もいるかもしれませんが、一時的には可能でもおそらく長続きしません。

では、継続していくにはどうするのか?
答えは環境作りにあります。

具体的には、
・好物が目の前にない状態を作ったり
・いつも好物を食べてしまう状況を避けたり、
・好物を買ってしまう状況を避ける 環境を作るのです。

適切な環境を作ることで、良い食習慣が身につき、無理なく継続できます。

Bさんにとっての適切な環境を作るため、問題の習慣がどのように起こっているのか?Bさんに詳しく伺いました。

すると、
①間食はスーパーで買い会社に置いている。
②間食は、同僚と昼過ぎに行い、コミュニケーションや、息抜きの意味合いが強い。ということがわかりました。

Bさんのこの習慣を断ち切るために最も重要なのはシンプルですが、
『職場にお菓子を置かない。』ことです。

そのために、スーパーへの買い物の際、お菓子や菓子パンの売り場に行かないところまで意識して頂きました。

Bさんは「甘いものを食べすぎる」という問題の習慣に加え、「スーパーに行くと甘いものを買う」という習慣も身についているからです。そこから変える必要があります。

そして、お菓子や菓子パンを食べる代わりに、ヨーグルトや低糖質なお菓子を食べることにしました。

これは、完全に間食を断つのではなく、代わりを用意することで、同僚と食べながら息抜きはできるので、習慣として続けやすくなるという狙いがあります。

5、Bさまの嬉しい変化
この方法により、間食による余計なカロリー摂取が抑えられ、Bさまは目標であった-4kgを達成されました。さらに、キツくなっていた服も、以前(太る前より)も緩くなりました。
さらに、ダイエットから3ヶ月以上経った今も、以前のような高カロリーな間食はしておらず、リバウンドせず体型を維持されています。(むしろダイエット中より、引き締まっています)

Bさまはダイエット前に、自分は意志が弱いからうまく行かない。と話されていましたが、そうではありません。ダイエットは、いかに意志の力に頼らず健康的な食事を継続できるかが重要になります。
そのために必要なのが環境作りです。皆さんも自分の食生活を見直すために、今ある環境を変える努力をしましょう。

Bさまがプランを通して得たものは単に「体型の変化」だけではなく、 「食べてしまうのは自分の意志が弱いからではない。環境が整ってないからだ。」と気付いて、「自分でも変われる」と体型変化を体感できたことだと思います。