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睡眠不足が『食べ過ぎ&太る』原因になる?

睡眠時間が短い。また睡眠の質が悪い。

これらは食べ過ぎを誘発し、太る原因になるということが研究により明らかになっています。睡眠不足は、『ダイエット』の妨げになるということです。

反対に言えば、質の良い睡眠さえ確保できれば、食欲のコントロールが行いやすくなり、ダイエットを楽に進めることができるということです。

こちらの記事では、
睡眠不足だと、なぜ「食べ過ぎ」てしまうのか?その関係性について解説します。

また次回の記事では、「質の良い睡眠を確保する」ための具体的な対策をお伝えしたいと思います。
『無理なく痩せたい。』と言う方は、ぜひこちらの内容を実践してみてください。

それでは本題です。
睡眠不足だと食べ過ぎてしまう原因を大きく2つ解説していきます。

原因①睡眠不足は食欲抑制ホルモンの分泌を減らす

睡眠不足は、食欲を抑える働きをする『レプチン』というホルモンの分泌を低下させ、食欲を増進させる『グレリン』というホルモンの分泌を増加させることが研究から分かっています。

ここでレプチンについて少し解説します。
レプチンは、体重・体脂肪を維持するよう働くホルモンの一つです。食事後にレプチンが分泌されると

❶食欲が抑えられる
❷代謝をあげる、また運動意欲が湧く

このように、
食事後にレプチンが分泌されることで、カロリー摂取が抑えられ、カロリー消費が促されることで、太ることなく体重・体脂肪は維持されます。

「もうエネルギーは十分あるから取らなくて良いし、動いて消費しよう、としてくれるわけです。」

しかし、睡眠不足ではこのレプチンの分泌量が減るため
、食事後にも食欲が抑えられず、食べ過ぎてしまいます。
それだけではなく、代謝は落ちて、運動意欲も湧かなくなるため、消費カロリーも落ちてしまいます。
カラダが体脂肪を溜め込もうとしてしまうということです。

❷睡眠不足の状態では、意志力が低下するため、欲求が抑えられない。

睡眠不足では、より高カロリーな食品を欲することが研究からわかっています。これには脳の報酬系と言われる部位が関わっています。

この報酬系の働きが少々厄介で、
ヒトは脳の報酬系の働きによって、食欲とは無関係に『高カロリーで美味しいもの』が欲しくなります。お腹がいっぱいでも、美味しそうなものがあれば食べたくなる。別腹というやつです。

通常は、この本能的に『食べたい』という欲求を作り出す脳の報酬系に対して、

理性的な思考で、欲求を抑える『脳の前頭葉』が拮抗して働き、食べ過ぎが防げます。
「ケーキが食べたい」けど、最近食べ過ぎてるし我慢しよう。という感じです。

しかし、睡眠不足では前頭葉の働きが低下し、意志力が低下することで、我慢できなくなってしまいます。ご経験のある方も多いんじゃないでしょうか?

夜更かししてて、我慢できずついついスナック菓子を食べて、後から後悔するというやつです。

最後にまとめると、

❶睡眠不足では、
食欲を抑え、代謝をあげることで、体重・体脂肪が増えないように働くホルモン「レプチン」が不足する

❷睡眠不足では、より高カロリーな食べ物を欲してしまい、さらに意志力が低下しているため、欲求にすぐ負けてしまう。

ということでした。
あと、個人的な意見ですが、睡眠時間が短くて起きている時間が長くなると、物理的に食べてしまう時間が長くなります。それも食べ過ぎの原因になると思います。

睡眠不足だと、なぜ食べ過ぎてしまうのか?原因がわかったところで今日は終わります。
ダイエット中、睡眠の質をあげる方法については次回お伝えします。